屋号について

「小屋束豆腐店」という屋号についてお伝えできたらと思います。

「小屋束(コヤヅカ)」とは、建物の小屋組みを構成する建材の名前で、

屋根部分を支える部材として重要な役割を担うものです。

各ご家庭の好みに寄り添い、家庭の食卓を支える豆腐作りを、という思いからはじめるこの事業が、

ひとつ屋根の下、あたりまえの日常を大切に生きる人たちの小さな支えとなれますようにという思いを込めて、

家庭の象徴である“屋根”を支えるもの、「小屋束」を屋号に据えました。

(撮影:山本康平さん)

 

小屋束豆腐店のロゴマークも、この建材である小屋束の断面を表したもの。

今回の企画立案からお力添えを頂きましたEDING:POST代表の加藤智啓さんによるものです。

加藤さんからのリクエストをもとに、実際に私が蒜山で木材の断面の樹拓をとり、

(試行錯誤、地元の木材名人のみなさんお世話になりました。)

これを加藤さんにお渡しし、当店のロゴマークを生み出して下さいました。

豆腐製造に使う薪も連想させ、力強くも手仕事による温かさや繊細さがにじみでてくるようで、

私自身、日々仕事をしていく中で、このロゴマークにとても勇気づけられています

 

今後、この「小屋束豆腐店」という名前が、少しずつご縁ある方々の耳に触れ、

家庭の食卓で、じんわりとその役割を果たしていけるよう、日々の豆腐製造に取り組んでいきたいと思います。

(撮影:山本康平さん)